思い出に残る景色はありますか?
- ゴー パンきち
- 2025年9月24日
- 読了時間: 4分
こんばんは。いつも読んで下さっている方、しばらくブログから遠ざかってしまい申し訳ございません(汗)
仕事もありましたが、個人的に資格試験を控えており慌ただしい日々を送っておりました。
私にとって無謀とも言える試験なのですが、乳がんを経験してから「限りある人生」という事を改めて実感し、自分がやってみたい!というチャレンジはなるべく挑戦するようになりました。結果はどうあれ、やってみる事・一歩踏み出す事自体、自身の納得いく人生の一歩になるのではないかなと思っています。
さて、久しぶりの本日のブログは、「思い出に残る景色」と旅のお話です。
皆さんはこれまでの人生で旅行に行った経験は一度はあると思います。
一概に「旅行」と言えども様々です。
「遠足」「修学旅行」「社員旅行」「家族旅行」「ツアー旅行」など・・
旅の思い出や印象に残っている景色はありますか?
私は幼少期、小児喘息を患っていました。しかし母はなるべく私を学校へ行かせる様にしていました。
山間部の小さな小学校。遠足は観光バスでよく海に行ったものです。そして海に行った翌日はいつも喘息の発作が普段より重く、私は苦しい思いをしていました。しかし、忘れられない景色はその「海」です。
日常生活は深い山の中。
時折行く広々とした海、太陽が海面にあたりキラキラ輝く姿は翌日の辛さがあると予感はするものの、その時だけは眺めるだけも癒しになっていました。 そして、もう一か所が「近所の川」です。幼少期から小学生の頃、大好きな祖父が時折、鮎釣りで近所の川に連れて行ってくれました。澄んだ水と青々とした山の緑。祖父の釣った鮎が駕籠の中でピチピチ跳ねている光景は今でも忘れられません。
これが私の「旅行の原点」だったかもしれません。
乳がんになり・・
高校卒業後、バスガイドになり様々な場所をご案内させて頂きました。その時は「旅行をする」は当たり前のような感覚で過ごしていましたが、いざ、自分が乳がんになり当たり前と思っていた事が「当たり前ではない」という現実を突きつけられました。
抗がん剤が始まると副作用や病気になってしまった事自体、メンタルが崩壊しかかり、旅行どころではなかったのです。逆に「旅行」と聞くだけで「私にはもう縁がない」とばかりに怒りにすら似たような感情にもなりました。
今思えば、体も心も余裕を失くし、視野も考えも狭くなっていたのだと思います。
ふと思い出し・・
約半年間の術前抗がん剤、その後の手術・そして放射線治療にさしかかった頃「治療は続くけど大きな波は越えたかな・・」と思い始めた時です。何気に空を眺めながら幼き頃、小児喘息で苦しんでいたあの頃を思い出しました。あの時、苦しかったけど海を見た時の感動、祖父と一緒に行った川が澄んで綺麗だった事。もう一度、見れるかな・・
つらい、ドン底の状態から何かヒントを頂いた気がしました。
それから私は放射線治療を終えた頃に近くの海岸へ行ってみました。その時の嬉しさと景色の美しさは何ものにも替え難い癒しになりました。
その日から徐々に思考も変わり、新たな私の小さな旅行と人生の旅がスタートしました。
添乗員になった今でも疲れた時、悩んだ時は近くの海岸に行き、海を眺めています。

自分と対話する貴重な時間と場所・太平洋
小さな旅の一歩がやがて人生の新たな旅に
乳がんになりメンタルはズタズタ、最悪の事まで考えていた私を救ってくれた原点は幼き頃に見た「自然」でした。庭の花、近くの川、季節に咲く近所の草花、好きな本・・
人それぞれ、癒しとなるものや夢中になる事は異なってくると思います。 私の経験上、治療が辛い時にいきなり大きな事を考えたり、やろうとすると続かずネガティブな考えばかりになり、余計に疲弊してしまいます。 第1回目のブログでも書かせて頂きましたが、遠くに行くだけが旅行ではないと私は思っています。近所を散歩するだけでも立派な「旅」だと感じています。その小さな旅の成功が、旅行好きの方には次はここへ行ってみよう!旅行が好きではない方もその後の生活や夢に繋がってくると私は感じています。
皆さんの小さな旅が成功しますように。

この青さは心の癒しです。



マイクロツーリズム、いいですよね。ちょっと贅沢しても、遠いところへ行くより、時間もお金も余裕がある。