学びと癒しのハイブリッド:乳がん経験者同士の研修&グループ旅行(感想とメリット)
- ゴー パンきち
- 2025年10月22日
- 読了時間: 6分
皆さん、こんにちは。 徐々に秋も深まってきましたが、近年は過ごしやすい時期はあっという間。
すぐに寒くなってきそうですね。 過ごしやすいこの時期、ご近所やちょっと遠出など、それぞれの旅を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。 今日は先日、行われた乳がん経験者同士の研修旅行についてお話したいと思います。
「谷野村」とは?
日頃は、旅行添乗員をしているのですが、個人活動として、乳腺専門医監修のもと乳がん経験者同士の研修と旅行を掛け合わせた「谷野村」の企画をしています。
始めたきっかけは過去の記事「きっかけは治療期間・自己実現」に掲載しています。
谷野村は今年で3回目を迎える、乳がんを経験された方々のための研修プログラムです。
この研修は、「学び・楽しみ・語り合う」ことを基本に、Zoomでの事前交流(2回)と、現地での宿泊研修で構成されています。
初回は和歌山県、昨年と今年は高知県で開催しました。
参加者同士で交流を深めながら、自分らしい生き方や夢の実現に向けて、新たな一歩を踏み出すことを目指します。
大きな特徴は、病気の治療について話し合うことではありません。 「乳がんを経験しても、こんな日常生活を送りたい」「夢を叶えたい」といった、ご自身のこれからの人生について前向きに考え、語り合うことに焦点を当てています。
「夢実現!谷野村」
今年のテーマは「夢実現!谷野村」でした。
自身の叶えたい夢や目標とする生活、納得する人生にする為にはどの様にしたらよいか、谷野村監修の谷野裕一乳腺専門医の著書「自分の人生を創ろう!」をもとに、自身で考え発表しました。
乳がん罹患前は考えもしなかった。
しかし、命には限りがあるという事を目の当たりにし、悲観にくれる時期もありました。
常日頃より今までの人生に納得がいかず、生きづらさを抱えていた私にとって、治療期間が自分と向き合う最初のきっかけ、その数年後の現在、この生き方で自分が本当に納得した生き方をしているのか?を再確認できたテーマでもありました。
一緒に参加された方も自身の理想の生活や夢、やってみたい事などそれぞれに自身と向き合い、素晴らしい発表に刺激を受けました。
この研修は自身の夢実現の為でもありますが、同じ乳がんを経験をした者同士で共に学び、交流を深めていく中、後のレクリエーションでのハプニングでも何も言わずとも「連携」が生まれ、滞りなく3日間を終了する事ができ本当に感謝の3日間で、自身と向き合う事以外でも学びになる事がたくさん生まれた研修でした。
※ブログの中の写真は参加された皆様からのご提供です。


体験・癒し
2日目からは体を動かし、観光や体験を取り入れ1日を過ごします。
朝は河川敷で散歩、昼間は高知・仁淀川を中心にそれぞれ楽しみました。 特に土佐和紙の手漉き体験では「草花入りハガキ作り」に挑戦!(土佐和紙工芸村)
レクチャーを受けながら皆さん、超真剣!
施設内に準備された草花と外に植えてある鉢植えの草花も使い、漉いた和紙の上にそれぞれが草花を置いてデザインします。
「ちょっと~!新たな才能開花か!?」 「これいい感じ~!」
「ちょっと、これをこっちに・・」
などなど、最初は出来るかな~??と控えめな皆さんもいざ、やってみるとたちまち真剣なお顔から笑顔に。最後は出来上がりが楽しみ~♪と言いながら乾燥させている間に別の観光地へ一旦、移動。
「仁淀ブルー」生みの地・にこ淵、仁淀川遊覧船、高知の郷土料理の一つである田舎寿司ランチを食べて、最後に出来上がった和紙を取りに再び、土佐和紙工芸村へ行きました。





非日常空間を五感で体験


←完成した作品がこちら!
非日常の景色や体験は日頃のモヤモヤを忘れさせてくれます。そして、新しい発見に。
出来上がった作品はご自身のお土産と「自分にも出来た」という自信にも繋がります。
完成した時の皆さんの表情はとても明るく、笑顔に満ち、作品はいつまでも残ります。
仲間同士での散歩
私がこの活動・企画で大切にしている事。 それは乳がん経験者同士で軽く体を動かしながら対話をする時間を設ける事です。 外の景色を見ながら散歩、その贅沢な時間を仲間と共に歩き、何気ない会話をして頂く事です。同じ景色を見ながらの会話。
「私の故郷は・・」
「近所にはこういった場所があるよ」
「この花は何でしょうね?」
この何気ない会話はとても大切なものだと感じています。 日頃はどうしても乳がんや治療の事、それらに関する悩みや不安ばかりを考えてしまいます。実際、乳がんを経験した私もそうでした。しかし、非日常の空間では不思議とその様な会話は殆ど出ないのです。 「私は乳がんになったから」を忘れさせてくれる時間と考えています。 この時間のあるなしでその後の日常生活、治療への取り組みが変わってくるとさえ思っています。
過去に参加された方に「明日からの抗がん剤治療頑張ります」「体力に自信がなかったですが、参加してから少し体力に自信がつきました」などのお言葉を頂きました。
それ以来、仲間と過ごす時間と体験、直接顔を見ながら話す事の大切さを実感しました。 SNSが広がっている現在、交流も容易になりました。 勿論それも励みになったり、刺激ももらえると思います。しかし、それ以上に同じ空間を共に過ごす、直接お会いして話をする事はより一層の発見や学びにも繋がると感じています。




最終日
3日目は高知市内の資料館や土産物店でゆっくりお買い物タイムです。
お昼頃に解散しました。
お別れの時は涙は見せず笑顔!
それは「また会える」と確信しているからです。
2回のzoomと3日間の研修が皆さんの自信になっているからです。



最後に
あっという間の3日間。
今年の谷野村も何とか無事に終了しました。
zoom研修から始まり、今年も新たな出会いができました。
そして何より「あっという間でした!」「明日からの治療も頑張ります!」「今度は関東でも会いましょうね!」などなど、たくさんのお声を頂きました。
この旅は、単なる息抜きではなく、これからの人生を前向きに生きるための『活力』と『仲間』をチャージする時間でした。 もし、あなたも同じような機会に迷っていたら、勇気を出して小さな一歩から踏み出してみてください。
きっと、想像以上の素晴らしい体験が待っています。
一人でも多くの方が、乳がんになっても前向きに、そして納得のいく人生となります様に。
「乳がんになってもあきらめない」
来年も新たな出会いができる事を。
ご参加頂きました皆様、監修の谷野裕一医師に本年も心より感謝申し上げます。

今年の「夢実現!谷野村」のテーマになった本です。



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